地球に額をつけてひびく問いかけ。

宇宙に心を開いて満ちる問いかけ。

澄み切った空に「渇いたから」と求めるの?

「EGO AND SELF」

しょっちゅう柔らかく、恵みふりそそいでいるのに

よけてはとおりすぎる。

あしたにふり、あしたにはかわく

「神様 どうか書かせてください。」

驕ることなく、臆することなく。

わたしの物語を見てわたしを追う人はわたし「だけ」を好きなわけではない。

だって、どんなひどい時でも応援してくれて、否定しないから、いつしか勘違いする。

彼らの称賛はわたしに対してだけではなく、

「大いなる存在」が共に創造してくれている

物語の価値にたいしてなのだ。

「EGO AND SELF」

ある人たちは話し過ぎる。

彼らは沈黙を守ることを学ぶべきだ。

しかし、

別のものは話すべき時に黙っている。

痛みや悲しみを糧に自我を育て続けた柳の下の龍

「生き残った新種ってわたしたちのこと」

限界なんてしらない、

怖いものなんてない。

あしたにはふり

あしたにはかわく

地球に額をつけてひびく

宇宙に心を開いて満ちる

しんとうさせよう、

いつ、いかなる時も。

「それは63年の時空を超えた一通の手紙だった。」

母が虹の向こうに旅立ち、家を建て直すことに。思い出の場所を取り壊す前日、泰青(たいせい)は縁側で鯉に餌をあげながら、生家との最後の時をすごす。

昆虫博士としてイグ・ノーベル賞を受賞。母の想いを受け継いで教育機関への寄付も、長者番付の仲間達と惜しみなく。最愛の妻、5人の子ども、12人の孫にも恵まれた。 

誰もが羨み、この上なく順風満帆な人生を送っている。にも関わらず、泰青の心の片隅に埋まらない、いや、抜け落ちた穴がある。

ポストに届いた一通の手紙が泰青に語りかける。

「苦悩は今日で終わり。西条の家で待っているね」

差し出し人の名前は当たり前のように書かれていなかった。

「母さん、また忘れてる」

まいにち、まいにち

こうふく、けんきゅう。

ともにそだつ、きょういく。

いっしょにすごすじかんが、

たからもの。

じんせいじたいが、

ごほうび。

できることが、

ふえていくよろこびを。

きょうも、

これからも、ずっと一緒に。

DESTINY

運命を愛で抱きしめ笑顔が溢れ出す

柔らかな時間が、お揃いの御守り。

辛いとき、苦しい時、傷ついても

また立ち上がれるように。

未来を創造するこども達が愛に満たされて

豊かに生きるために、

古今東西の精神性先人たちが

伝え継いできた精神性。

あなたの生きた価値を

次の世界に繋いでいくための

精神世界の至極のエッセンス。

エッセンスの統合、

それが「DESTINY」

DESTINYが

あなたへ贈る愛のギフトは

何かが叶っていない、

手に入っていない状態でも、

何か大変なことが身の回りに起きても、

どんなときも、いつも愛に満ちて

安心して暮らしていける。

そして、そんな状態を何度でも再現できて、

大切な人にも、もたらすことが

できるようになるものなんだ。

「THE DESTINY BOOK-EGO AND SELF-」

「わたし」の顔は

前世で愛した「あなた」の顔

「わたし」の創る世界は

前世で愛した「あなた」の世界

「わたし」の書く言葉たちは

前世で愛した「あなた」の言葉たち

わたしたちには手が2つあるでしょう?

ひとつの手はわたし、もうひとつの手はあなた

その間にある心は、わたしとあなたで創られている。

創造の最小単位はふたり。あなたとわたし。

「わたしたち」

そう、ずっと探していた。いや、探し続けている

よりピッタリくる言葉、映像、行動、音..

この「わたし」を絶えず、探しながら生き続けている。

よりピッタリくる言葉を探す、

よりしっくりくる言葉を探す。

「ああ、こうでもないな。」

もっと、よりしっくり、

ぴったりくる「言葉」を探す。

しっくり、

ぴったりくる「映像」を探す。

よりしっくり、

ぴったりくる「行動」を探す。

よりしっくり、ぴったりくる「音」を探す。

絶えず触れながらよりしっくり。

ぴったりくるものを探し続けている。

「もう、いいかい」

誰でもこんな風に怖いのかな?もう2度とあんな思いなんてやだなって

「まーだだよ」

かくれんぼで鬼になったとき、気づくと誰もいない。

陽まで隠れた空が深くなって、あたりは真っ暗だった。

そう、ずっとそんな人生だった。

深くて、深くて。

でもね。あなたが手を握り返してくれたあの日から、

よりしっくり、ぴったりくるの。

そう、教えてくれたんだよね。

「ママ、また忘れてるよ」

「大塚博士!今一度教えてください!」

「君は毎日、熱心だね。土から出てきたばかりの蝉みたいじゃないか」

「そう、土!土なんです!」

「君は月にいるべきだな。地球の土じゃ、ぴったりこないだろう。」

「土が土で土なんです!聞いてください!」

「ああ、たまには土もいいな。ただ今日は蝉より蟻の気分だな!さあ、頂いたケーキでお茶の時間だ!紅茶にいれる巣蜜もたっぷり準備しないと」

さよなら、さよなら、さよならー!

泰青は研究員たちの「問いの住まい」を訪ねることは出来る限り遠慮している。

誰かの言葉で「問いの住まい」は全く違うものになってしまうから。

「土は絶えず変化しているのに、なぜ僕が土へと抱く情熱は変わらないんでしょう」

ここにいる研究者たちは、対象は違えど同じ道で質問をする。

その姿が、彼らにとって「ぴったり」で微笑ましかった。

「大志を抱けよ、月の住人達」

リビング一面に土を広げ、カーテンを全開にした満月の夜。

「ママ!月はかぶとむしの昆虫が住んでるんだよ!くるん!ぐるーーん!」

幼虫の姿と満月の重なりに大興奮した僕を見つけた、母の目と口が一番丸かった。

「それ、もう少し話してよ。父さん」

「ああ、そう長い話じゃないんだ」

満月の日にお決まりの話を振る舞う時間。

これは母からの受け折りだ。

あれこれ。

あれこれ考えているうちに、

あーでもない、こーでもない。

こうなのかな、

私はこんなふうに生きたいのかな。

「なぜこうなったのでしょう?」

「みやぶられてしまいましたか」

あーでもないなあ、

こーでもないなあというように。

くるくる。くるくる。空転しているうちに自分がなんだかよくわからなくなる。

くるくる、くるくる考えているうちに、

説明を受けている。

あれ、これは、こういうことだ。

AならばB、Cで行くとEだ。

「交流分析?精神分析?」

というふうに、色々な説明体系で、頭でっかちに説明しようとしている。

「かんじんなのはあわてないことですよ」

母さんはいつも空を見上げて、とくべつな顔でおしゃべりしていた。

シスターにこっそり教えてみたら

「神様と喋ってるのかしら、きっと美味しいガレットが焼き上がったのね」

「だって、かまきりが噛んだんだよ。

まっくろおめめなのはひとりが怖くて

みたくないから、まっくろなの」

引き止めるのはあまりにも純粋に

すべてを解き放していく

「痛いの痛いの飛んでいけ」

僕が怒ると母さんはいつも、抱き寄せて、胸に、おまじないをかけてくれるんだ。

「いいえ、これは、みんな

あなたのこころの中にあるのよ」

「今日はケーキより、ガレットかな。」

「きょうだいがなんにんいるのかわからないんだよね」

「かまきりのたまごからでてきたみたい」

一時停止ボタンを押しましょう。

「ストップ。」

頭で考えてしまう、自動的に働いてしまう働きに、ストップ。一時停止ボタンを押す。

人の目を気にしてしまう、誰かさんの期待に応えてしまおうとするこの働きに、ストップ。

一時停止ボタンを押す。

「そして、そうすると間ができます。」

母さんを殴って逃げた先「泥だらけになる森」はたくさんのお金も必要らしい。

「パパ、食べられちゃったかね。カマキリって雄は食べられちゃうんだよ。」

「かまきりも大変だね」

父がいなくなったのは確か4歳。

母さんはいつも咎めることなく、そのままを聞いて、必要があれば、話してもくれた。

「お話をした分だけわかることがあるよ」

母さんはその都度ぎゅーっと抱きしめて、

僕のほっぺと母のほっぺを寄せた。

「きょうだいがなんにんいるのかわからない」

18歳の頃。コセキを取り寄せて父が「食べられた」ことも知った。

おねえちゃん、おねえちゃん、ぼく、いもうと?おとうと?それから、そのさきは?

「かまきりのたまごからでてきたみたい」

「めいかくにさべつされたつよみ」

かまきりのたまごがなかったら

かまきりがいなかったら

「いや、私は変わらず夢中だったろう」

むちゅうに、むちゅうで、といかける。

「マリアさま、イエスさま、ヨゼフさま、きょうもおまもりください」

みどりにきいろ、ちゃいろとしろと、あおに。ぴんくやあか。ときどきむらさき。

森は森。泥んこになるのは変わらなかったとしても。日本でもなければ、そこに父はいない。当然といえば、当然だ。

「めいかくにさべつされたつよみ」

一時停止。ストップ。

その時に、自分の内側に触れる。

自分の内側に触れて、内側に響かせ、響かせながら生きる。

「新しい物ができたなあという実感があったなって思っていて。それを世間に届けた時に、戸惑いは起きてた。うん、とても。」

母はいつもみたいに、たくさんのお菓子を並べて、たくさんのカップを並べて。

これまた、たくさんの椅子をならべて。

大きな椅子の真ん中でクスクス笑いながら、取材に答えていた。

「わあ!たいちゃんおかえり!!会いたかった!お茶でも一緒にいかが?」

秘書のルナが言うには、今日は5社が訪れる予定。そのうちの4社目の取材がはじまったのだそう。

僕はサマーバケーションのために、スイスの学校からロンドンの別荘に帰ってきた。

「『なんだこれは!これまでになかった感触だなあ。』ってね、最初は戸惑いが起きる。目に見えないものと、目にみえるものが累なってつながる『何だ』って一気に問いが広がり、答えが広がっていく。この時点からね、もう、存在しなくてはならないって!」

母は同じことをいつも、誰にも、変わらず伝えていた。

「だって、彼らの称賛はわたしに対してだけではなく、『大いなる存在』が共に創造してくれている価値にたいしてなの。」

たくさんのお菓子を並べて、たくさんのカップを並べて。これまた、たくさんの椅子をならべて。大きな椅子の真ん中でクスクス笑いながら。

「最初は戸惑いが起きるでしょう?それを何度も、何度も繰り返していくうちに、「ああ、私はこんなふうに生きたいんだなあ。こんなふうに生きていきたいんだなあ。そんな実感を次第に、取り戻すことができる!」

「君は月にいるべきだな」

私はいつもみたいに、たくさんのお菓子を並べて、たくさんのカップを並べて。

これまた、たくさんの椅子をならべて。

大きな椅子の真ん中でクスクス笑いながら、イグ・ノーベル賞の取材を受けていた。

「ガレットに、お茶でもいかが?」

「いのちにかちはついてる」

ねても、さめてもわたしは

ひとり、しずかにないせいする

「どんな場所でもいいよ」

自分の素晴らしさ、まだ知らないの?

「ぼくはほかのがっこうは、いかないよ!もうおともだちもいるし、やくそくしたんだもん!」

大好きな大好きな、クリスマスはもうすぐ。

ツリーの飾りはクライマックスを迎え、てっぺんにかざる、ぴっかぴかでざらざらな星を片手に。

「かまきりいっぱいいたよ!みんなでサッカーしたの、ママみてたでしょ。」

5歳、幼稚園の年中になったばかりの冬。

秋に見学した広島県にある、全寮制のインターナショナルスクールへの進学を、僕は決めていた。

「でもママ、一人になっちゃう。さみしい?」

「さみしいよ、とっても。でも、たいちゃんがすきなことをやめるほうが、もっと、もっとかなしい」

深く入り込めば入り込むほど、選択肢は減り、自由になる。

「私はペンと紙しかもっていない」

それでも繰り返し、出来事を分析してみて

見えない世界の方に「意識の立脚点」がシフトする。

「意識の立脚点が徹底的にシフトされているかどうか。このことが大きく問われるんですね?」

「心はそんなに器用ではないけれど…ああ、いや、失礼。心理学の領域については久しぶりに答えるものだから」

「無理を聞いてもらって嬉しいです!大塚博士の話の方が一番面白いから!もっと聞かせてください」

「本当に君っていう人は。君の『問いの住まい』の花になることを祈って。さあ、話そう」

続きのお話はこちらからhttps://mail.os7.biz/add/JfOf

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