胸の真ん中に両手をかさね目を閉じて深呼吸

「ねえ聴こえる?心臓の音?それって誰が動かしてると思う?」

大いなる存在に

抱かれあることを知ると

はじめて応える

「じぶんのみているせかい

これからみたいせかいはどんなもの?」

いや、みえないんじゃないかな

「わたし」は「わたし」

「あなた」は「あなた」

あなたとわたしを

「わたしたち」というけれど

「あなたたち」といわないのは

なんでなんだろう?

「わかる」と「わける」概念の

無意識なところに「わからない」が

あってもいいのかなあ。

いや、あるのかなあ。

胸の真ん中に両手をかさね

目を閉じて深呼吸

「人は自分を愛した深さまでしか

相手を愛することができないんだって。」

大いなる存在に

抱かれあることを知ると

はじめて応える

証明するものでもなく、

許可をとるものでもないし、

許可を与えるものでもない。

奪い合うものでもなくて、

枯れるものでもない。

いつでも、この世界に溢れていて

すべてにある。

「わたし」は「あなた」

「あなた」は「わたし」

I am you, and you are me.

「今までと違う何かを求めたとしても

これまでの全てが

つながったものが出来上がるんだ」

だってそうして

つながれてきたんだから

「それって誰がつないできたと思う?」

(このお手紙はDESTINY主催の「ご先祖ごとお話会」でお伝えした内容を基にして書いています。)

DESTINYにおける「ご先祖ごと」とは、過去から受け継がれた“命”と“記憶”に意識を向け、その流れを整えることで、現在の自分の人生や人間関係に癒しと変化をもたらすための行いです。

それは、

・仏壇やお墓に手を合わせることかもしれません

・ふとした瞬間に「ありがとう」とつぶやくことかもしれません

・あるいは、自分の中にある“繰り返しているパターン”に気づき、

 それを終わらせる勇気を持つことかもしれません

それは何かに帰依することでも、正しさを競うことでもなく、ただ「つながり」を思い出していく、やわらかな営みです。自分という「今」を見つめる中で、静かに、ご先祖という「過去」と「つながりあう」という感覚を取り戻していくこと。それが、DESTINYが大切にしている「ご先祖ごと」です。

DESTINYの「ご先祖ごと」の効果効能は多岐にわたるもので、お伝えしたい内容はたくさんあるのですが今回は「人間関係」についてお話をしたいと思います。

人と人とのあいだで生まれる痛みや願い

精神性(スピリチュアル)を学ぶうえで、人生を構成している「人間関係」の質をいかに高めるのか?という話題は多いですよね。たとえば

・「他人の感情や課題を背負いすぎない」

・「相手をコントロールせず、自分の心に意識を向ける」 

・自分自身を大切に扱うことが、他者との関係にも反映される 

・「愛されたい」から「愛で満ちている」に意識をシフトする


私はもう15年以上、経営者、インフルエンサー、富裕層をはじめとする1000人以上の方々のスピリチュアル(愛、性、命、運命、人生)に関する相談にのってきました。「人間関係」についてのお悩みの一部をご紹介します。

【家族・親族に関する悩み】

・親との関係が重い、わかり合えない
・家族の中で自分だけ浮いていると感じる
・親戚づきあいがしんどい、無理して演じてしまう
・家系的に繰り返しているようなパターンがある(依存、不和、絶縁など)
・遺産や介護、相続などで揉めている

【恋愛・パートナーシップに関する悩み】

・愛されている実感がもてない
・過去の恋愛が忘れられず、前に進めない
・何度も同じような相手と付き合ってしまう
・距離を近づけるのが怖い、逆に依存してしまう
・結婚・離婚・不倫など、複雑な関係性に心が振り回されている

【職場・仕事関係の悩み】

・上司や同僚との相性が悪い、毎日気を遣って疲れる
・頑張っても評価されない、自分だけ孤立している気がする
・ハラスメントや圧の強い人に耐えている
・仕事は嫌いじゃないのに人間関係のストレスで辞めたくなる
・チーム内の空気が悪い、何を言っても伝わらない

【友人・知人との関係の悩み】

・会うたびに疲れてしまう関係がある
・なんとなく「嫌われてるのでは」と不安になる
・誘われたら断れない、自分を押し殺して付き合ってしまう
・SNSでの比較や距離感がつらい
・心を許せる人がなかなかできない、孤独を感じている

【人間関係全般・根っこの悩み】

・嫌われるのが怖い、人と深く関わるのが苦手。
・自分は価値がない、誰にも必要とされていないと感じる
・感情の境界がなく、他人に振り回されてしまう
・過去のトラウマが人付き合いに影響していると感じる

‥‥内容は本当にさまざま。仕事のこと、家族のこと、人生のこと、恋愛や、お金。
けれど、どの物語にも、静かに共通して流れているものがありました。それは、「人と人とのあいだで生まれる痛みや願い」。言いかえれば、人間関係という名の、深い祈り。

「誰かを愛したいのに、うまくできない。わかり合いたいのに、言葉が届かない。許したいのに、心が追いつかない。」そんな揺れや葛藤が、どの悩みにも、そっと寄り添うように存在していました。

「出会いの確率」は数字で表すとどのくらい?

私たちは日々、多くの人と出会い、すれ違っています。

でも実際に、「この人に出会えてよかった」と感じるほどの関係を築ける相手って、どれくらいいると思いますか?

ある統計によると、私たちが一生で出会う人の数は、約3万人と言われています。

これは、「ある程度の関係が生まれる」レベルでの人数です。

たとえば名前を覚えたり、会話を交わしたり、顔を見て思い出せるような相手ですね。

一見すると多いように思えますが、日本の人口から見れば、これはわずか0.025%のご縁。

世界人口で考えると、0.0004%という天文学的な確率です。

もっと言えば、イギリスの人類学者ロビン・ダンバーが提唱した「ダンバー数」では、人が安定した関係を築けるのは、最大150人前後だと言われています。

・親友レベルの関係:5人
・頻繁に連絡を取る相手:15人
・時々連絡をとる知人:50人
・名前と顔が一致する人:150人

つまり、「心が通い合うような人間関係」を持てるのは、ごく限られた人数だということです。だからこそ、いま目の前にいる人とのご縁は、決して当たり前ではありません。

私たちはつい、「人間関係は今の自分の選択の結果」と思いがちです。もちろんそれも一理ありますが、実はそれだけでは説明しきれない「つながりの力」が、人生には働いています。

それが、「ご先祖の存在」です。ご先祖からの「つながり」を意識することで、不思議と人間関係に変化が訪れることがあります。

あなたにもこんな経験はありませんか?

・苦手だった相手の態度が和らぎ関係性が落ちついた

・疎遠だった家族と自然に会話が生まれた

・新しい出会いが増え、必要なご縁に恵まれたこと

不思議なことを言うように聞こえるかもしれませんが、こうした変化の裏には、「見えないところからのサポート」があることが多いのです。

見えないつながりが、なぜ人間関係に影響を与えるのか?

人との関係性は、「目の前のあなたとわたし」で成り立っているように見えて、実はその背後に「家系」「価値観」「無意識の記憶」など、さまざまな要素が影響しています。

たとえば、親との関係性の中で無意識に身につけた「距離のとり方」や「愛されるための癖」は、そのまま他人との関係性にも反映されていきます。でも、そこにあるのは「あなたのせい」ではなく、代々つながってきた家系の中にある、癒されていないテーマや感情であることも多いのです。

でも、それは「あなたが未熟だから」ではなくて。「人間関係がうまくいかない人生」だからでもなくて。

もしかするとその背後には、あなたひとりのものではない “記憶” が流れているのかもしれません。

「わたし」だけでは、説明できないもの

人と人との間に起きる出来事。その背景には、これまで誰にも気づかれずにきた痛みや、語られなかった願いが静かに織り込まれていることがあります。

たとえば

・何度も似たような関係性を繰り返してしまう

・特定の人の前でだけ、自分が小さくなる

・同じ言葉でも、なぜか誰かから言われると傷つく

そんなパターンの奥にあるのは、あなたのご先祖たちが、かつて体験し、抱えきれなかった感情かもしれません。

見えない記憶が、見えるかたちであらわれるとき

心の深いところでは、わたしたちは無意識にご先祖の「願い」や「未完了の思い」を引き受けています。

それは、「使命」や「罰」ではなく「バトン」のようなもの。

終わらせられなかった祈りを、次の誰かが運んでいく。だからこそ、あなたが誰かとの関係で「なぜこんなに苦しいのだろう」と感じたとき、その痛みの中にこそ、癒しの扉が隠れているのです。

縁・相・起──すべてがつながる、人生の仕組み

DESTINYの哲学として「人生の構造の仕組み」をお伝えするときに「縁・相・起(えん・そう・き)」という言葉があります。

縁(えん)は、つながりの土台、相(そう)は、その人の状態や特徴、起(き)は、何かが動き出すきっかけ。
人間関係も、この3つがそろったときに自然と変化していきます。たとえば、ある人とのご縁があっても、お互いの状態(相)が整っていなければ関係は深まりません。

でも、自分が変わったとき、ふとした「起(き)」をきっかけに、関係が動き出すこともあります。

このしくみをやさしく理解するだけで、「関係がうまくいかないのは自分のせいだ」と責める気持ちが、少しやわらぐかもしれません。

では、どうすれば「流れ」は変えられるのでしょう?

いまあるご縁や、自分の状態、そして、動き出すきっかけ。それらを静かに整えていくために、とても大きな力となってくれるのが、DESTINYがお伝えしている「ご先祖ごと」という視点です。

「ご先祖ごと」と聞くと、何か特別な知識や儀式が必要だと思われがちですが、実はとてもシンプルで、誰にでもできるものです。

そして、それは「見えない流れ」に静かに働きかけ、人間関係や人生そのものに、やさしい変化を起こしていく力を持っています。

どうやって「ご先祖ごと」を始めたらいいの?

「ご先祖ごと」と聞くと、何か特別な儀式や知識が必要なのでは?と思う方も多いかもしれません。

でも、実はとてもシンプルで、誰でも「今日から」始めることができます。初心者の方でも無理なく取り入れられる“ご先祖ごとの始め方”を3つご紹介しますね。

1. 朝、目を閉じて「ありがとう」と唱える

目覚めたとき、胸の真ん中に手を当てて

心の中で「今日も生きていられることにありがとう」とつぶやく。それだけで、見えないつながりが静かに動き始めます。

2. 苦手な人との関係に、ひとつ“問い”を添えてみる

人間関係がつらいとき、すぐに白黒つけたくなるかもしれません。でも、そこにこんな問いを加えてみてください。

「このご縁の奥に、ご先祖さまが伝えたかったものはある?」

そう問いかけるだけで、視点が変わり、関係性に余白とゆるみが生まれます。

3. 日常の中で「語りかける」

特別な場がなくても、日々の暮らしの中で

「今日、こんなことがあったよ」

「ちょっと苦しかったな」

とご先祖さまに話しかけるようにすると、不思議と“守られている感覚”が戻ってきます。

ご先祖ごとは「癒しの最短ルート」

スピリチュアルの世界では「外に答えを求める」流れも多くありますが、本当の癒しや変化は、「自分の足元にあるもの」に気づくところから始まります。

つまり、あなたが「どこから来たか」を知ることは、「どこへ向かいたいか」を見つけるヒントにもなるのです。

 人間関係の悩みは、あなたがダメだから起きているのではありません。その悩みの裏には、ずっと受け継がれてきた「祈り」や「未完了の想い」があるだけ。

人間関係を通して傷ついた人の多くは、「わたしが足りないからうまくいかない」と、どこかで自分を責める心を抱えています。

でも、ほんとうはその逆。

足りないのではなく、「もうすでに満たされていたことに気づくプロセス」なのです。

ご先祖たちは、あなたに「完璧になってほしい」なんて思っていません。ただ、あなたがあなたらしく幸せであってくれたらいい。あなたの存在そのものが、すでに愛であり、祈りなのです。

人と人との間に見えない橋がかかるような、あたたかいご縁の奇跡は「ご先祖とのつながりの先」に、そっと訪れてくるものだから。

誰かと出会うということは、いつだって「過去」と「未来」をつなぐこと。

あなたが「今ここ」で癒すことが、過去の痛みをやさしくほどき、未来の誰かの自由を広げることにもなるのです。

「はじめまして」の裏には、はるか昔から続く、見えない糸が編み込まれている。何気ない会話の中に、遠い記憶の断片が重なりあって.まだ語られていない想いがそっと響いてくる。

あなたが「今、ここ」で癒すその一瞬が、まだ癒されぬまま眠っていた過去の痛みをやさしくほどき、あなたを通して未来へと流れていく記憶を、あたたかく書きかえていくのです。

誰かに優しくできたとき。ふと許せたとき。もう、がんばらなくていいと思えたとき。

それは、自分だけでなく誰かの、そしてご先祖の記憶までも解放しているのかもしれません。

出会いは偶然ではなく、ご先祖の祈りが結んだ、「もう一度」の再会。

このお手紙を書き終えて、そんな言葉が胸に響いています。

編集後記

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

「人間関係の悩み」というテーマは、とても身近で、でも、とても繊細で..。誰にも打ち明けられないまま、ひとりで抱えてしまうことも多いですよね。だからこそ、今日のお手紙が、あなたの中の「何か」にそっと触れられていたらうれしいです。

私自身、「ご先祖ごと」を通して、

「どうしてこの人とうまくいかなかったのか」

「なぜ、いつも同じパターンを繰り返すのか」

そう思っていた関係性が少しずつほどけていく経験をしてきました。

目には見えないけれど、人のあいだには、たしかに「つながり」があります。そして、その「つながり」は、私たちが思っている以上にあたたかく、やさしく、そして力強いものです。

どんな関係にも、どんな出来事にも、きっと「気づき」のタネがあります。そのタネが芽吹くきっかけとして、今日の言葉たちが役立っていたらとても嬉しいです。

また、次のお手紙でお会いしましょうね。

あなたとあなたの大切な人の人生が愛で満ち溢れるものであり続けますようにとの願いを込めてDESTINYからのお手紙をお届けさせていただいています。

「このテーマについて知りたい」
「こんなサービスがあったらいいな」
「今、こんなことで悩んでいます」

あなたの声をぜひ聴かせていただけませんか?

https://docs.google.com/forms/d/1cmI3soV5IdmhqFvLVkQw0pNYEtJqS07syR2NuVXk0xk/edit

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